【研究会掲示板】2024年12月17日(火) (第20回)参加者募集
~(株)レゾナックにおける手書き文字文書を含む技術情報への生成AIの活用事例 ~
第20回 文書情報マネージャーの研究会(ZOOM会議)を開催しますので、以下の通り参加者を募集します。
レゾナックは、旧昭和電工と旧日立化性が統合した会社です。昭和電工の源流は1908年に遡り、日立化成の源流も1912年に遡る歴史のある会社です。
この2社の過去の技術情報の蓄積し、手書き文書の時代のものも含めて保有しておりました。
紙文書のままではその技術の継承は困難との判断で電子化をし、社内での活用が効率的に行えるよう生成AIを独自にカスタマイズし適用した事例をご紹介頂きます。是非、ご参加下さい。
■開催日時
・2024年12月17日(火)15:00~17:00(受付 14:45~)
■場所
・オンライン会議 (ZOOMにて実施)
■参加資格
・文書情報マネージャー認定者、または第42回認定(12月)セミナー受講申込み者(受講料入金済)
■テーマ
手書き文字の技術情報文書までを含め、生成AIで活用する
■講師
工学博士 株式会社レゾナックフェロー 計算情報科学研究センター長
奥野好成 氏
■講師経歴
慶應義塾大学修士卒、京都大学工学博士(論文提出)。2011年昭和電工株式会社に入社、研究開発本部研究開発センター計算科学グループのリーダーを担った後、理事 融合製品開発研究所計算科学・情報センター長となる。2023年昭和電工と日立化成が統合され株式会社レゾナックになると同時に、株式会社レゾナック 理事 計算情報科学研究センター長を経て、フェロー 計算情報科学研究センター長、現在に至る。
■講演タイトル
(株)レゾナックにおける手書き文字文書を含む技術情報への生成AIの活用事例
■タイムテーブル
・14:50~15:00 事務局連絡
・15:00~16:00 セッション1 (株)レゾナック 奥野氏 講演
・16:00~17:00 セッション2 ディスカッション
■研究会 申込先、締切
①認定者の方 12月16日(月)までに、以下のボタンよりお申込みください。
■講演内容
レゾナックの基盤である旧昭和電工と旧日立化成にはそれぞれ100年ほどの歴史があり、その変遷の中でさまざまな材料開発、製造等に関する資料が1社で5万点以上蓄積されています。これらの資料はベテラン社員なら紙のファイルやデータベースを検索して探し出すことで利用できますが、若手社員などは資料の存在自体を知らずにアクセスが困難なケースも多くあります。また、ベテラン社員が退職したあとは、これらの資料が未活用文書となるリスクがあります。
そこで、計算情報科学研究センターが中心となり、生成AIにより社内の資料を対話形式で活用できるシステムChat Resonacを構築しました。社内資料を外へ漏洩しない環境へ取り込み、またベテラン社員からのデータ提供や回答へのフィードバックを組み込み、社内資料に特化したChat Resonacアプリケーションとして回答精度を向上させています。さらに、手書き文書をOCRでデジタル化して取り込む際も生成AI技術を活用した誤字脱字修正機能を組み合わせることで高精度化しています。
社内で展開している電子実験ノートなどのデータも活用することができます。 社員の世代間の橋渡しに加え、旧所属部門の枠を超えた情報活用や交流も可能になります。Chat Resonacを使い、材料の組成や分析データなど欲しい知見を参照し、さらにその知見を持つ社員にコンタクトして繋がることができます。
なお、当社では、社内で情報共有できる汎用型Chat Resonacに加え、利用制約がある資料を許可された部門のみで利用する特化型Chat Resonacについてもすでに20件以上のアプリケーション化が進行中です。このほか、文書作成支援などの業務効率改善や、キャリア形成支援などを対象に生成AIによる業務改善の取り組みの領域を拡大する計画です。
いかがですか、皆さんも自部門のレベルアップのために、文書情報マネージャー認定セミナーを受講して、基本から応用までを学びませんか。募集要項はこちら。