マグネティック・テープ・アラート デッドラインは2025年 ~ ユネスコ「世界視聴覚遺産の日」記念特別イベント ~
■ユネスコ「世界視聴覚遺産の日」
2024年は10月27日が「世界視聴覚遺産の日」でした。ご存知でしたか。
長瀬映像文化財団の支援を受けている国立映画アーカイブよると、「映画フィルム、テレビ番組、様々な録音・録画物などの視聴覚遺産を保存し安全保護する事業や活動を推進し、その重要さを啓蒙するために、ユネスコが2006年に定めた国際記念日です。ユネスコに属する視聴覚保存機関連絡協議会(CCAAA)での決定を受けて2007年から世界で実施されています。国立映画アーカイブが加盟している国際フィルムアーカイブ連盟(FIAF)でも、連盟をあげてこの日を祝うことを決定し、世界中の会員機関が記念イベントなどの事業に取り組んでいます」とのことです。
■マグネティック・テープ・アラート とは
「膨大なビデオテープ(磁気テープ)の映像を2025年までにデジタルファイル化しなければ永遠にアクセスできなくなりかねない。」とユネスコが発している警告です。
詳しくは、以下のサイトをご覧頂きたく。
https://www.nfaj.go.jp/onlineservice/mtap/
■何故、そんなことになるのか。
一つは、磁気テープの媒体の劣化があります。もう一つは、再生装置が提供できないことです。
「再生装置が提供できない」については、商業的にペイしないと生産されない、保守されないということの他に、古い技術をもつ技術者の退職、離職なども要因としては大きいとされています。
■似たようなこと、社内でも起きていませんか?
媒体だけ残っていても駄目で、再生装置も残っていることが必要ということですので、企業が使ってきた電子媒体でも同じことが言えます。フロッピーディスク、古いタイプの磁気テープ、古いタイプの光ディスクの媒体だけが倉庫で眠っているということはないか。
今一度、確認してみませんか?
いかがですか、皆さんも自部門のレベルアップのために、文書情報マネージャー認定セミナーを受講して、基本から応用までを学びませんか。募集要項はこちら。