インボイス制度いよいよスタート! 幕張メッセでは「会計・財務EXPO」が開催されました!

 2023年10月1日、いよいよインボイス制度がスタートしました。皆様は準備万端でしょうか。そうは言っても、まだよくわからないところもある。進めながら手探りという方も多いと思います。
 これに先立ち9月27日(水)~9月29日(金)、幕張メッセでは【東京】総務・人事・経理Weekの中で、「会計・財務EXPO」も開催されました。
 私も、このEXPOを見てきましたので、何点か感じたことをお伝えします。


1.各社からは多くのインボイス対応製品や電子帳簿保存法対応製品が出展されていました。もちろん、電子帳簿保存法対応製品の殆どがJIIMA認証を取得していました。

2.来年1月1日の電帳法における電子取引の義務化を乗り切るための製品(クラウドが多い)が大半でした。とは言え、より全社的かつ効率的に管理するか、電帳法以外の活用も見据えたものも散見されました。当たり前と言えば当たり前、電帳法に対応するだけだと追加コストにしかならないので、その先のトータルコストを下げる、付加価値をどう生みだすかが重要ですから。

3.電帳法の電子取引やスキャナ保存の対応製品では、当初より登録した証憑を1個ずつしかダウンロードできないものが多かったですが、ここに来て検索結果に複数の証憑がある場合、それらをまとめてダウンロードできるものが増えてきています。複数ファイルダウンロードは電帳法の要件ではないものの、自社または社内ユースでは有効なのではないでしょうか。

 次に、電子帳簿保存法における電子取引データの保存義務化を来年の1月1日に控えております。国税庁をはじめ、さまざまなネットの記事などでも取り上げられていますが、猶予措置が適用される「相当な理由」のハードルは高く、少なくとも電子データでの保存は必須となります。

 これまで準備して来た方は問題ないとしても、従来の方法で済むと考えてきた方にとっては、大変ショッキングなことかも知れません。そのような方は、慌てて大規模なものを導入するよりは、法的要件を最小限満たす対応を取った上で、本認定セミナーを受講して、「TO BE」を考えてみてはいかがでしょうか。

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