機関誌IM 2023年5・6月号 掲載内容

関東大震災を未来に伝える
~資料あっての研究と伝承~

国立科学博物館 室谷 智子
p.4

現在残っている関東大震災に関する資料やその活用などについて紹介しています。多くの方々の尽力によって、各方面で関東大震災に関する資料のデジタルアーカイブが進んでいます。誰もがいつでもどこでも活用できることで、震災の記憶をつないでいくことができるうえ、デジタルデータを複数の場所で保管すれば、データのバックアップにもつながります。
関東大震災からちょうど100年経った今でも、地震現象の全容は明らかになっている訳ではありませんが、現在も研究が行われ続けているのは、多種多様な資料が100年間保存されてきたからであり、その大切さを今に伝えています。

出光興産「ヒューマンギャラリー」を訪ねて
─経営統合後の新たな企業史への挑戦

広報委員会 長井 勉
p.8

 アーカイブズ・シリーズとは、歴史的文書・資料などを保存・活用・公開する施設には国公立の公文書館だけでなく、大学、民間企業、各種団体などの資料館があります。JIIMAでは、それらを総称して「アーカイブズ」と呼び、このシリーズでは幅広い角度から各館を事例を交えて紹介し、アーカイブズ普及への一石を投じたいと願っています。
 今回のシリーズでは、出光興産「ヒューマンギャラリー」を紹介しています。

【調査結果】
インボイス制度における適格請求書の取扱いに関するアンケート

電子取引委員会
p.18

 一般社団法人デジタルトラスト協議会(JDTF)と公益社団法人日本文書情報マネジメント協会(JIIMA)の協賛で、インボイス制度実施に伴って進められている適格請求書発行事業者登録制度について、アンケート調査を実施しました。
 正確な消費税徴収を目的に、2023年10月より実施されるインボイス制度(適格請求書保存方式)は、仕入税額控除には、国税庁に登録された適格請求書発行事業者から発行されたことを示す適格請求書がエビデンスとして必要となります。
 本アンケートでは、インボイス制度開始にあたり適格請求書の安全な普及を目指して、市場における請求書発行・受領業務の課題を洗い出すことを目的に実施しました。

電子処方箋導入の課題と利点とは? 薬剤師に直撃インタビュー
~電子処方箋は医療の利便性を変えるのか~

医療市場委員会
p.12

【連載 世界の電子政府DXシリーズ】
第8回 インド行政DXの潮流

株式会社第一生命経済研究所 柏村 祐
p.30

電子取引ソフト法的要件認証制度とは?

p.33

【PR広告】e-PAPスマート・ストレージ
電子取引データの保存先として電子帳簿保存法へ対応しています!

株式会社エッサム
p.34

【わが社のプレゼン】株式会社レシートローラー
電子レシートで大量の文書削減と不正のない社会を目指す

株式会社レシートローラー
p.36

【AIIMブログ】
情報マネジメント産業のためのチャットGPTを紐解く

株式会社マイクロテック 山際 祥一
p.39

2022年度文書情報管理士最新報告

文書情報管理士検定試験委員会 室井 弘之
p.42

文書情報管理士 合格者からのひと言

p.44

文書情報マネージャー 認定者からのひと言

p.45

【ニュース・ア・ラ・カルト】

● JIIMAウェビナー 2023開催決定 6月1日~6月16日
● 経済産業省「健康経営優良法人2023」を発表
● TOKIUM(トキウム) 改正電子帳簿保存法とインボイス制度の対応方法を纏めたガイドブックを公開
● 富士フイルムビジネスイノベーション「TOKIUMインボイス」を提供開始
● テラスカイとウイングアーク1stが電子帳簿保存法分野で協業
● TREASURY みずほ不動産販売による仲介のもと、インターネットを活用した非対面不動産売買取引を実施
● ITR IaaS / PaaS市場規模推移および予測を発表
● 各社ニュース

p.46

【新製品紹介】

● 富士フイルムビジネスイノベーション(株)「検査マネジメントシステム」
● コニカミノルタ(株)「バクテクター2.0SC」
● キヤノン電子(株)、キヤノンマーケティングジャパン(株) 「imageFORMULA DR-M1060II」「imageFORMULA DR-M140II」

p.48

【コラム】
第6回 研究室の窓から「大学院での認証アーキビスト養成コースの振り返り」 

東北大学 加藤 諭
p.49

■IM編集委員から

p.50