機関誌IM 2025年1・2月号 掲載内容

2025年 年頭所感

公益社団法人 日本文書情報マネジメント協会
理事長 勝丸 泰志
p.4

2025年の新年に際し、デジタル技術の発展に伴う倫理的課題やリスクへの対応が重要とされます。生成AIやDX推進の進展により、デジタルリテラシーやデジタル倫理が求められる時代に突入しました。企業は行動規範を見直し、社会的責任を果たすために倫理重視の文化を醸成する必要があります。倫理的な取り組みが企業価値向上につながることが期待されています。

2025年に向けて理事からのメッセージ

p.5

 2025年の社会は、パンデミックからの完全な回復とともに、持続可能な未来の実現に向けた課題がさらに浮き彫りとなっています。気候変動や環境問題への対策が急務とされる一方、デジタル技術の発展は多様性や包摂性の推進、国際協力の重要性を再認識させています。こうした変化の中、JIIMAでは、引き続き社会貢献を目指し、多くの会員の皆様と共に2025年も力を尽くしてまいります。新たな年を迎えるにあたり、JIIMAを支える理事の皆様からのメッセージをご紹介いたします。

2024 JIIMAベストプラクティス受賞事例 優秀賞
受領書保管業務のペーパーレス化により受領書と配送データの一元管理を実現し、
「問い合わせ対応の即時化」と「業務効率の大幅な向上」を達成

福岡運輸株式会社
東 洋一郎、生津 瑠美
p.10

福岡運輸株式会社は、かねてから課題となっていた紙の書類による煩雑な配送管理の改善に着手しました。特に顧客からの問い合わせ対応の迅速化と正確性の向上を図るため、クラウドサービスを活用した受領書のデータ化と一元管理をスタートしました。背景や選定理由、導入後の効果などについてご紹介します。

2024 JIIMAベストプラクティス受賞事例 奨励賞
青果卸市場における電帳法対応と社内全文書電子化の両立

埼玉県中央青果株式会社
齊藤 弘昭
p.12

生成AIとの融合による文書情報の次なるポテンシャル
既存のLLMに外部情報を付加する「知識ベース」への誘い
構造化ドキュメントアーキテクチャに携わったAI研究者として、上林 憲行氏が語る「生成AIと文書情報の密な関係」

株式会社メディア・パラダイム研究所
奥平 等
p.16

【連載 生成AIの時代】
第9回 AIが立案した「骨太の方針2025」とは?

株式会社第一生命経済研究所
柏村 祐
p.22

【連載 公文書管理シリーズ】
第53弾 公文書管理の条例化を巡る自治体の話題

JIIMA 広報委員会 認証アーキビスト
長井 勉
p.28

【連載 公文書管理法に学ぶ─自治体の文書管理改善─】
第4回(最終回) 歴史公文書の保存と利用、その他

ARMA米国本部フェロー
小谷 允志
p.30

【わが社のプレゼン】
創造力と技術力で地域社会を「信頼」で満たし、関係するすべての人に「幸せ」をもたらす

株式会社富士通四国インフォテック
p.34

【委員会活動報告】
JIIMAの情報発信を担う広報委員会

広報委員会
p.38

【委員会活動報告】
文書管理達成度評価結果の分析とレポート作成

文書情報管理委員会
p.40

文書情報マネージャー 認定者からのひと言

p.42

【ニュース・ア・ラ・カルト】

● JIIMA デジタルドキュメント2024 ウェビナー開催
● インフォマート 「インボイス制度開始後の請求書関連業務に関する実態調査」を実施
● PFU 「あんしんエビデンス管理」を提供開始
● GMOグローバルサイン・ホールディングス デジタル庁が推奨する電子化した処分通知の交付方法に「GMOサイン電子公印」が対応
●リコージャパン 「AIエバンジェリスト」の育成を開始
● 各社ニュース
● 税務行政のDX化に対する提言アンケート

p.44

【新製品紹介】

●「 imageFORCE C7165F」キヤノン㈱/キヤノンマーケティングジャパン㈱
●「BP-C131WD」シャープ㈱
●「Apeos」シリーズ富士フイルムビジネスイノベーション㈱

p.46

【コラム】箸休め
第4回 「心の復興を支え未来の命を守るもの・ひとをめぐって」

志度寺/記録資料研究所
毛塚 万里
p.47

■IM編集委員から

p.48