機関誌IM 2023年7・8月号 掲載内容

過去と現代を結ぶ言葉の架け橋「ふみのは」
古文書解読とくずし字資料の利活用サービスについて

取材・文責 JIIMA広報委員会
協力 凸版印刷株式会社
p.4

凸版印刷株式会社が開発した「ふみのは」は、現代人にとって難読となってしまった「くずし字」をAI-OCR技術によって読み解くサービスである。このサービスの提供により、これまで長い時間かかっていた貴重な歴史資料の解読が、より効率的かつスピーディに処理することができるようになっている。世界最高水準の古文書解読性能を持つ「ふみのは」の開発経緯やAI-OCR技術、このサービスを利用した事例等をふくめて解説していく。

ゲームを遊ぶために、ゲームを残すために
~ゲーム保存協会の役割と活動~

ゲーム保存協会 副理事長 福田 卓也
p.10

ゲーム保存協会では、“100年先の未来へ遺すため”をキャッチフレーズとして活動を開始し、これまでに多くのゲームをデジタル化して保存している団体である。保存するための3つの活動として、Preservation(保存)、Conservation(保全)、Migration(移行)を行っており、一つの文化としてゲームを未来に残すよう日々努力している。今回は、この活動の具体的な内容から保存する際の課題など詳しく紹介していく。

データ中心型ビジネスアプローチ(DOBA)で拓く「日本型DX」の姿
=ITエンジニア・赤 俊哉 氏の眼から見える「DXの現在地」とは=

株式会社メディア・パラダイム研究所
ITジャーナリスト 奥平等
p.16

「DX」という言葉が世の中を騒がせ始めてから数年、現在の日本でどれだけの企業がDXに取り組んできたのか。そしてどのように進んでいるのか。一般社団法人 日本情報システム・ユーザー協会(以下:JUAS)の「システム高度化プロジェクト」のメンバーとして「日本型DX」の在り方を模索・提案し続けているITエンジニア/コンサルタントの赤俊哉氏の経験・知見を借りながら、日本のDXの「現在地」を探っていくことにする。

【連載(最終回) 世界の電子政府DXシリーズ】
第9回 エストニア X-Road(エックスロード)

(株)第一生命経済研究所 柏村 祐
p.22

【連載 TEIガイドラインの解説】
第1回 人文学におけるテキストデータ研究活用のための国際標準:TEIのご紹介

一般財団法人人文情報学研究所 永崎 研宣
p.25

【連載 公文書管理シリーズ】
第47弾 タイ国立公文書館を訪ねて
民間企業からの支援でロイヤルコレクションをデジタル化

広報委員会 長井 勉
p.29

【わが社のプレゼン】
すべての人の「生きる」に向き合い、日本の医療課題に挑戦し続けます。

日本調剤株式会社
p.35

第63期事業計画書

p.38

JIIMA委員会紹介(63期)

p.44

【委員会活動報告】
電子帳簿保存法の更なる活用に向けて

法務委員会
p.56

【委員会活動報告】
建築設計分野における文書情報マネジメントのDX推進支援

建築市場委員会
p.58

【ニュース・アラカルト】

●JIIMAウェビナー 2023 オンラインにて開催
●アイスマイリー DX雑誌「電子帳簿保存法ガイド」を公開
●マネーフォワードインボイス制度への対応がよくわかる!資料3点セットを無料配布
●ラクス インボイス制度に関する調査結果を発表
●デロイト トーマツ グループ「Technology Fast 50 2022Japan」を発表
●TOKIUM(トキウム) TOKIUMインボイス、AI-OCRを活用しデータ化速度を向上
●ウイングアーク1st データ分析基盤「Dr.Sum」と世界38,000社以上の顧客を持つ「Qlik」が連携
●各社ニュース

p.60

【新製品紹介】

●(株)PFU 「RICOH fi-8040」
●キヤノンマーケティングジャパン(株) キヤノン電子(株)「imageFORMULA R30」
●エプソン販売(株)「DS-C480W」「DS-C420W」「DS-G30000」

p.62

【コラム】
第7回 研究室の窓から 「大学からアーキビスト養成のプログラムを考える」

東北大学 加藤 諭
p.63

■IM編集委員から

p.64