受講者の関心は、「電子保存」から「活用」・「検索」に進んだか?
2022年6月3日 第32回 文書情報マネージャー認定セミナーは終了しました。
2022年1月からの電子帳簿保存法の改正による電子取引データの保存義務化に伴い、昨年来、参加企業の多くの関心は社内システムのデジタル化でした。
今回の参加企業の中には、「デジタル化して電子ファイル(PFD等)は溜まって来たが、どうも活かせていない。検索が課題」という方も散見されました。また、保管したデータを使って、お客様に適切な情報を迅速に提供できるようになったという方もいらっしゃいました。
文書情報マネジメントには、「守り」と「攻め」の両方の側面があります。
電帳法に対応するというだけだと「守り」になりますが、「攻め」の側面から文書情報マネジメントを捉えていく時代がやってきた足音を感じます。
ただ「攻め」というと「生産性向上、効率化」をどうしても思い浮かべてしまいますが、これからは「付加価値向上」にも着目して頂ければと思います。
文書情報マネジメントは、単なる文書の整理や分類だけではありません。紙中心の時代から、ITインフラが進んだ今では、ビジネス・業務・情報セキュリティの間に位置し、それぞれを結びつける役目としてもその重要度が増しています。
そして、文書情報マネジメントは目的ではなく手段であり、それは組織文化にも繋がっております。一朝一夕で出来上がるものではありませんが、それだけに競争力の源にもなります。
是非、9月のセミナーも受講をご検討頂きたく宜しくお願いいたします。
以上
(溝上)