IM 2022年3・4月号 掲載内容

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デジタルファースト時代の情報マネジメント
~令和3年度電帳法対応・ニューノーマル時代を見据えた組織のDX戦略~

JIIMA広報委員会
p.2

公益社団法人日本文書情報マネジメント協会(JIIMA)は、昨年に引き続き「デジタルファースト時代の情報マネジメント」をテーマとしてウェビナーを2021年11月15日(月)~11月30日(火)に開催した。
令和3年度電子帳簿保存法改正は、要件緩和がなされる一方で内部統制の強化を求める内容になっており、また電子取引に関する情報の管理でも変化があった。時代の変化に対応するためには正しい知識、関連のソリューションが必要となっている。こうした状況からサブテーマとして「~令和3年度電帳法対応・ニューノーマル時代を見据えた組織のDX戦略~」と題し、令和の新時代に対応するさまざまな講演をオンデマンドにて動画配信した。
今回はその中から、基調・特別講演ならびに委員会ナレッジセミナーをレポートする。

【ベストプラクティス】2021年度、優秀賞と奨励賞を紹介

日本文書情報マネジメント協会(略称;JIIMA)は、60年にわたり文書情報マネジメントの普及啓発に努めている国内唯一の公認団体である。本年度のJIIMAベストプラクティス賞は、審査委員会での厳正な審査の結果、3事例に授賞が決定した。
今回は下記2つの事例について紹介する。

【優秀賞】エプソン販売 株式会社
“誰でも正しく、簡単に処理ができ、皆が確認しやすい仕組みを創る”
コーポレートカードの全社導入と経費精算システムによる営業のDX化を実現
─ 申請・決裁ワークフローの電子化による電子帳簿保存法への対応と業務効率の両立 ─
p.14

【奨励賞】学校法人 大東文化学園
学園報のWeb公開化による発行業務の効率化と個人情報の二次利用防止
p.18


日本初のNFTを活用した電子印鑑を共同開発
シヤチハタが追求し続ける「しるしの価値」とは?!
=唯一無二を証明するデジタル技術NFTと日本の文化・商習慣との融合を図る=

シヤチハタは2025年に創立100周年を迎える。今回紹介する日本初のNFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)を活用した電子印鑑へのチャレンジにも、次の世紀に向けての準備と戦略を踏まえた「時代の変化に対応した新しい商品・サービスを提供していく」という、シヤチハタならではのスタンスが貫かれている。
DXをキーワードとするデジタル変革が著しい時代にあって、シヤチハタが共同開発するNFT電子印鑑が意味することとは? 技術的なバックボーンとビジネス視点を含めて、その方向性を探っていく。

株式会社 メディア・パラダイム研究所 奥平 等
p.22


【連載 世界の電子政府DXシリーズ】
第1回 台湾「ジョイン」がもたらす世界

株式会社 第一生命経済研究所 柏村 祐
p.28


【連載 デジタル・ネット時代に追いつくための2021年著作権法改正】
第3回 放送番組のインターネット同時配信等に係る権利処理の円滑化(2)

国際大学グローバルコミュニケーションセンター 城所 岩生
p.32


【連載 Webコンテンツを自由にするトリプル・アイ・エフ(IIIF)】
第4回(最終回) IIIFを支えるコミュニティ

一般財団法人人文情報学研究所 永崎 研宣
p.36


電子取引ソフト法的要件認証制度とは?

p.39


【PR広告】DataDelivery
国税関係帳簿書類をまとめて保管できる電子証跡システム

JFEシステムズ株式会社
p.40


【わが社のプレゼン】株式会社LegalForce
契約管理におけるデファクトスタンダードを目指して

p.42


文書情報マネージャー認定者からのひと言

p.45


【ニュース・ア・ラ・カルト】
● JIIMA賀詞交歓会 オンラインにて実施
● JIIMA 「2021年 文書情報管理関連製品・サービスの市場動向調査」を公開
● 一般社団法人日本テレワーク協会 「第22回テレワーク推進賞」発表
● TKC全国会 TKC経営支援セミナーを実施
● BEARTAIL 改正電帳法「2年間の猶予期間」について解説したホワイトペーパーを公開
● freee 『電子帳簿保存法』徹底解説ガイドを無料配布中
● 富士フイルムビジネスイノベーション「Working Folderエビデンス管理オプション」提供開始
●リコー 「RICOH 証憑電子保存サービス」を提供開始
● ウイングアーク1st 「SPA Cloud」および文書のデジタル化をはかる「invoiceAgentTransPrint」を機能強化
● 各社ニュース

p.46


【新製品紹介】
●「RICOH P C6000L」
●「AccurioPrint 2100」

p.48


【コラム】徒然なるままに
第5回 デジタルマイクロアーカイブからECM、電子文書情報社会へ

p.49


■ IM編集委員から

p.50